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●止まってはいけない!!●
新人の皆さんに言いたいことは、「絶対に止まっちゃいけない」ということです。
これはずっと、読切を描いていた頃から思っていたんですが、新人の内は、まんがを描くこと自体に慣れていないせいもあって、今考えればどうでもいいことで悩んで、筆が止まってしまうことが多いんです。
考えることは決して悪いことじゃないけれど、考えすぎたあげく、例えばネームの手が止まってしまって、何か月も担当さんにネームを見せに行けないという状況だけは避けた方がいいでしょう。
確かに中途半端なデキで持って行けば厳しい評価をされるとは思うんですけど、それもある意味自分の成長につながると思って、とにかくいっぱい持って行っていっぱい吸収した方がいいと思います。
●時間は作って描け!!●
これは師匠の麻生羽呂先生からも言われ続けたことで、マグロのように泳ぎ続けなければいけない。止まったら死ぬぞ!ぐらいの気持ちで描かなければいけません。
あと何年で結果が出なければすっぱりまんがを辞めるとか、自分の中で期限を決めるなりして、それなりの覚悟を持って描き続けたほうがいいと思います。
もちろん壁にぶつかって止まることはあるけれど、描かなければ何も始まらないので、とにかく作品を仕上げて持って行くというのが一番大事なんです。
持ち込みに行った時の編集さんからも、連載取ってる人は2週間くらいで必ず1つのネームを持ってくるもんだと言われて、「キミも2週間に1回は編集部に顔出すくらいのペースでやらなきゃ連載は取れないよ」と言われたもので、それを素直に守ってこれまでやってきました。
アシスタントをしてても、仕事が終わった後1時間2時間でも、自分の作品に向き合う時間は作らなければいけません。
みんなが寝ていようとも、睡眠時間を削っても、時間は作ろうと思えばあるはずなんで、そういう時間を作って、少しでも作品を前に進めたらいいんじゃないかと思います。
●キャラをはじけさせろ!!●
それから、新人の人達には難しいと思うのが、キャラのはじけさせ方ですね。
お行儀のいいキャラでは、作品は絶対に面白くなりませんから、キャラにははじけさせる必要があるんです。
ボク自身が割と抑えてしまうタイプだったんで、これにはかなり苦労しました。
ボクにとっては、『M・S DOLLS』が、ある意味、「ネットユーザーに向けるんだ」っていうところで、逆にいい起爆剤になったと思います。殻を破るいいきっかけになったのかなと思います。
これが例えば本誌の読者に向けての作品だったら、多分自分のこれまでのクセというかスタイルが全然変わらなかったと思うんですよ。
10人100人の前ではとてつもなく面白い人でも、1万人を前にするとつまらなくなっちゃうという人はたくさんいると思うんです。そういう意味では、「クラブサンデー」というスタイルがうまくはまったんじゃないかと思います。
皆さんも、作品を描く時にはある意味開き直って、キャラをはじけさせることに重点を置いてみてください。きっと楽しい作品が描けるんじゃないかと思います。頑張ってください!! |
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