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えらそうに語ってすいません。何か役に立つことが話せたらうれしいです。
●スポーツはわかりやすく!!●
スポーツまんがをわかりやすく見せるためには、いくつかの注意しなければならない点があります。
例えばロング(遠景)の絵は、試合の状況やキャラ同士の位置関係を読者にわからせるために絶対必要な絵ですから、そういった絵をキチンと見せることが重要なんです。
でも私の場合、『ファンタジスタ』を描いていた時は、あまりフィールド全体のことまでは考えていませんでした。主にプレイをやっている人の周辺… ボールに関わりそうな人達だけは把握してましたけど、それ以外は結構適当でしたね(笑)。
でも、少なくともその時、どっち側がボールを持ってるかってことや、攻守の交代なんかはキチンと描いていましたから、どういう風に試合が動いてるかっていうのは、頭の中では考えてたんでしょうね。
●メリハリを出せ!!●
テニスはその点、試合の流れがシンプルなので、人間ドラマや心理戦などを描くことが求められます。でも、球が逆サイドを抜けるなんていう表現をする時は、しっかりキャラの動きを把握していないといけません。
サッカーでは、ボールが奪われて攻守が交代するっていうのが展開的にわかりやすいんですけど、そればかりやってると構図が止まってしまいますから、間に観客を入れたり、風景を挟んだりして、画面に変化というかメリハリを出すようにしています。
また、スポーツシーンはきれいに描きすぎちゃうと、動きが止まっちゃったりすることもあるんですよね。きれいに描いてちゃんと動いて見えるようにしている人もいますが、自分の場合は、わざとブラして描いたりして、スピード感を出します。
これにもリズムが必要だと思うんですよ。止まったり動かしたりメリハリを出さないと、どっちにかたよっても画面も展開も単調になってしまいますからね。
●まんが的誇張を忘れるな!!●
絵に関して言えば、その都度その都度どうやったらカッコいいアングルになるか… 誰も使ったことのないような構図になるかって考えてます。
私の場合は、カッコいいアングルって言うのは、記憶からたぐり寄せるのではなく、被写体を頭の中に置いて、カメラをぐるぐる回してみて作り出してます。
さらには、ボールと人物のパースを極端につけてみたりして迫力が出るように工夫しています。これはある種、まんがに必要な誇張ですね。
以前サッカーの試合を見てたら、フィールドに紙吹雪がいっぱい散らばってたので、ボールが動けば舞うのかな、舞えばキレイだろうな、カッコイイだろうなって思っていて、『ファンタジスタ』のラストで、主人公の打ったシュートが紙吹雪を巻き上げて渦巻きができるというシーンを描きましたが、そういう誇張表現は大切だと思います。 |
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