寒川一之
Vol.5/2008年1月23日

〜吉村憲文レポート〜

読者の皆さん、はじめまして。『GOLDEN★AGE』(略してGA)のお手伝いをさせていただいているサッカーライターの吉村憲文です。今回のバックスステージは私が担当させていただくことになりました。今後もちょくちょく漫画製作の現場をお伝えしていこうと思っています。よろしくお願いします。


さてさて昨年末の12月29日、ユース年代の試合を観に行ってきました。GA一行は寒川先生、編集部の坪内さん、僕の知り合いで元浦和ユースでプレーしていた高沢君、そして僕の4人でした。

観た試合というのが、U15高円宮杯全日本ユース決勝。舞台はあの国立です。東京V1969対G大阪ジュニアユースの試合で、この年代では黄金カードといわれる組み合わせです。天皇杯準決勝の前座試合ということもあり、11時半キックオフにもかかわらず観客も5000人を超えました。とても15歳以下の大会とは思えない雰囲気の中での試合になりました。

僕たちは2人がけの記者席にそれぞれ寒川&高沢、坪内&僕という組み合わせで座りました。すると

「うまいなぁ!」「よくピッチ全体が見えてますねぇ!」

という寒川先生の声が、試合を通じて聞こえてきました。寒川先生は質問を高沢さんにぶつけたり、選手のプレーの狙いなどを聞いたり、ずっと話をしていたようです。

サッカーライターという職業柄、僕はこの年代の試合を日常的によく見ていますが、それでもこの試合のレベルは非常に高いものでした。結果は前半の内に2点をリードした東京Vを、後半立ち上がりのたった10分でG大阪が逆転。3-2でG大阪が勝ち、2年連続でこの年代の日本一に輝きました。

ただ勝敗よりも素晴らしかったのは、G大阪のFW原口君のドリブルセンスと得点力、東京Vのボランチの牧野君のパスセンスなど、その部分だけ取り上げれば充分にプロで通用するのではないかと思わされるレベルでした。また東京VのFW高木君は、お父さんが元プロ野球選手。長く横浜ベイスターズでトップバッターを務めたお父さん譲りのスピードはさすがでした。勿論今の彼らがプロでやるには体の成長を待たなくてはなりませんし、精神面はまさに大人と子供です。しかし他人にはない、自分自身の特徴をしっかりと持っていることは、今後のサッカー人生の中で大きな武器になるだろうと思いました。


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