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小笠原 真
Vol.34/2006年10月18日

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こんにちは。
小笠原です。
兄ふん!読んでくれてますか?
お願いしますよ。
兄ふん!は僕一人で
出来てるわけではありません。
色んな人の協力や応援が
あってできてます。
そこで今回の
バックステージは
特別企画です。
いつも作画を
手伝ってくれてる
クリスタルな洋介君が
書いてくれました。
僕は洋介君と
よんでます。
洋介君なら
兄ふん!の作画について
書けると思ったので
お願いしてみました。
それではどうぞ〜
僕も読みます。
楽しみです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
読者のみなさん、はじめまして。
『兄ふんじゃった!』の作者、
小笠原真さんの元で
アシスタントをしているうちの1人で、
クリスタルな洋介といいます。
これから書くことは全て本当です。
なぜアシスタントの私が
バックステージを更新しているのかというと・・・・
ある仕事終わりの日、
小笠原さんにバーへと誘われました。
そこで注文するでもなく突然
「500円玉」を手渡してきました。
意味もわからず受け取ると、
「バックステージ書いてや」と言われました。
即、返そうとしましたが、
小笠原さんは手を後ろにやったまま寝ていました。
まさかバックステージまで
アシスタントする事になるとは
思いませんでしたが、
500円玉を受け取った以上
やらなければなりません。
仕事ですから、一生懸命やらせていただきます。
という訳で・・・
『兄ふんじゃった!』が
出来るまでの製作過程や、
小笠原さんについて語ろうと思います。
(小笠原さんのバックステージだと思った人、
ごめんなさい。
来週は本人だと思います。)
●ネーム
ネーム、というのは
最初に描く漫画の事で、
このネームを編集部に送り、
担当の方からOKが出ない限り
原稿に下書きも出来ません。
私が出勤する頃には
OKが出ているので、
実際にこのネームを描くのは
小笠原さん1人になります。
原作者ですから当たり前といえば当たり前ですが。
「今週は洋介君がネーム描いてみる?」
などと冗談か本気か解らない事を
言いかねないので・・・
釘を刺して置きますが
小笠原さん1人の作業になります。
●作画
原稿にうつります。
ここから仕事は分担されるようになります。
仕事は小笠原さん、私、そしてもう1人の
アシスタントで行います。
小笠原さんが
「兄」「テルキヨ」などのキャラクターを
ペン入れして、
もう1人のアシスタントが
背景や、難しい処理をしたりします。
私はベタ塗り、スクリーントーン(兄の頭とか)、
集中線や簡単な処理をします。
そして私の重要な仕事がもう一つ。
それは「買い出し」。
主な仕事はほぼ「買い出し」と言ってもウソではないと思います。
現場に来てからやる事はまず
「買い出し」。
おなかを空かせた2人のために(もちろん自分もですが)
近所のスーパーやコンビニまで行きます。
たまに、おかしなくらい遠いとこまで
徒歩で行ったりしますが
深く考えないようにします。
ただ、買い出しの量が結構あるので大変です。
小笠原さん「水2本と炭酸とデザートと弁当と味噌汁と
のどアメ買ってきて。」
2リットルの水2本に、1リットルのぺリエ1本。
すでに5キロ。
その他の物(私や他のアシさんの)を合わせてだいたい9キロ。
これを真夏に持って歩くのは辛いです。
というか、僕が来る日に合わせて
水をまとめ買いしているような気がするのですが・・。
考えすぎですか?
毎回水2本買っている気がします。
何とか持って帰ってると、だいたい小笠原さんが寝ています。
そう、小笠原さんはよく寝てしまいます。
常時のどアメを食べていないと
風邪を引くような身体のせいなのか、かなりの確率で寝ています。
以前、インフルエンザにかかってしまった小笠原さんが
「震えてファックス送れんから来て、ネームを送ってくれへん?」と、
ネームが終ってない状態で呼ばれた事があります。
震えとファックスはあまり
関係無いんじゃないかなと思いつつ出勤しました。
病気で頭が回らず、なかなかネームがOKでない状態で
かなり焦っていました。
しかし
「あ、今日サッカーやわ」と
テレビで2時間サッカー見たあと寝ていました。
結果的になんとかなりましたが、
何が起こっても小笠原さんは
寝れるんだろうなと思いました。
とりあえず今度インフルエンザになったら
テレビのコンセントは引っこ抜いておこうと思います。
ネームに集中できるよう。
●3ページめ完成。(兄ふん!は大体いつも10ページです)
そうこうしているうちに、3ページが完成しました。
そしてまた買い出しの時間です。
牛丼復活をしたお店に牛丼を買いにいきます。
重さは減りましたが、距離が伸びます。
帰ってみると、やはり寝ています。寝言までいいます。
ちなみに小笠原さんの寝言はやけにはっきりしています。
冗談やネタじゃなく、完璧にしゃべっているんですよ。
「はん(苦笑)盛り上がってへんちゅうねん」
「あ・・・・・・勘弁してくださいー」
「ロ●ソン、しね!!」
最後の寝言は意味が解らないので
本人に聞いてみると「知らへん」と即答。
無意識に何かあるようです。
コンビニにトラウマがあるのでしょうか?
確かに、コンビニで小笠原さんのお金を下ろした時、
残高が「4万円」と書かれた明細を
一緒に渡した事がありますが、それのせいなんでしょうか・・。
明細を見つめてずいぶん固まっていましたから、
もしかしてそれかもしれません。というか、
本当にこの人は連載作家なのかと疑いたくなる残高です。
●4ページめ完成。
やはり買い出しです。
と言っても、コーヒーなどを買いに行くだけですが。
たまに「コーヒーじゃんけんしようや」と、
負けた人がコーヒーを買いに行く
じゃんけんをするのですが、
たいてい小笠原さんが負けます。
悲しそうな顔でコーヒーを買いに行ってくれます。
●5ページめ完成。
どうでもいい事ですが、小笠原さんにはやけにメールが来ます。
寝てる間もばんばん入ります。電話もきます。
交友関係じたい謎が多い人なのですが、
このまえ電話されていたとき
「お風呂はいった?ちゃんと身体ふきーや。」
と、優しい言葉をかけていたので
彼女かな?と思っていたら
「所でお前の嫁どうしてん?」
と内輪ばなしで盛り上がっていました。男かい!!
大阪弁は難しいです。
例えば、
「今日、お客さんくるやんかあー。それでな・・」と、
初耳なのにこっちはあらかじめ
知っているかのように話したりするのですが、
よく考えると
「今日、お客さんくるんだけどー。それでね・・」
と同じ意味なんですよね。当然、小笠原さんは
そういう感じで話していた訳なんですが。
僕としてはそこが何か面白いです。
面白いといえば、
インターネットをはじめたいらしい
小笠原さんの母親と小笠原さんの
電話の内容で、
「エクスプローラーってあるやろ?
・・・いや、あるねん。
・・・いや、あるねんて。
うん、左下。
・・・いや、あるんやって。
左下。
うん。
それの・・・
・・・いや、
エクスプローラーっての左下に
あるんやってほんま!」
20分後
「それ時計や!
左やゆーてるやろ?
なんで右やねん。
左!
・・いや、あるんやって。
エクス・・いや、だから、
ほんまにあるねんて。
パソコン壊れてるって!?
パソコン壊れてない!
今動いてるやんけ!
うそつけ!
時計起動させたやろ!」
と、ミニコントを繰り広げていました。
私は、即席でこういうコントできるんだなー、
さすが大阪人。
と思っていたら
小笠原さん本人は大真面目に
電話をしていたそうで、
別に笑わせる気はゼロだったと。
・・・とツラツラと書いてきましたが。
さすがに長くなりすぎたので
このあたりで止めておこうと思います。
実はまだ半分もいってませんが・・・
500円分は書いたはずですから。
もしも、「続きが読みたい!」
と思う方がいてくれたら
小笠原さん宛てに
メール下さい。
以上、クリスタルな洋介でした。
ちなみに僕も漫画を描いてるので
『兄ふんじゃった!』と、
小笠原さんのついででいいので
応援してくれると嬉しいです。
では、失礼します。 |
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