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畑 健二郎

Vol.113 /2007/01/10

【第110話/テレビアニメ化だそうです】


ということで、すでにご存じの方もなぜか多いのですが
アニメになるらしいですよ、この漫画。
しかもTVアニメに。

えーと、まずは今回、そのことにつきまして
読者の皆様にお礼を少し……。


この漫画を読んでくれている読者の皆様へ。

皆様の応援のおかげで、この『ハヤテのごとく!』という作品は
ここまで来ることが出来ました。
本当にありがとうございます。

連載を始めるとき
「とにかく十週だ。まずは十週描ききるんだ」と
自分に言い聞かせ、目の前にある目標だけをとにかくクリアー
できるように描き続けてきました。

遠い目標として、確かにアニメになれば良いな、という想いは
ありました。
少年誌での週刊連載なのですから、それを考えない人はほとんど
いないでしょう。

特に自分はかつてアニメーターを目指した人間です。
あまりに乏しい画力のため、その夢はついえてしまいましたが
それでもやはり、アニメへの想いは普通の漫画家さんよりも
大きいと思います。

でもアニメ化はそれでも遠い目標でした。
なので、ここまで来れるとは、本当に思っていませんでした。

ここまで来ることが出来たのは、応援してくれた読者の皆様の
おかげです。
いつも本当にありがとうございます。

どういうアニメになるのかはまだ分かりませんが
出来る限り、期待に応えられるようなアニメになれば良いと
願っています。



2006年12月25日 一人ぽっちのクリスマスに……

畑 健二郎




……と、感極まって随分と真面目な文章になってしまいましたが
ここからはいつもの調子で。

えーと、どこまで情報を出していいのか分からないのですが
とりあえず、まずは今度のワールドホビーフェアの会場で、
アニメのプロモーション映像が見れたりします。

僕のサイン会は名古屋会場ですが、他の会場でも流されますので
お近くの方は是非お越しくださいませ。
一応日時と会場をお知らせしておくとこんな感じです。

大阪(京セラドーム大阪) 2007年 01月14日(日)
東京(幕張メッセ)    2007年 01月20日(土)・21日(日)
名古屋(ナゴヤドーム)  2007年 01月28日(日)
福岡(福岡 Yahoo ! JAPAN ドーム) 2007年 02月04日(日)


本当は三分間の予定だったのに、アニメスタッフの方々の熱意に
よりなぜか六分になってしまったスペシャル映像です。
実を言えば僕もまだ完成品を見てはいないのですが
きっと良いものになっていると信じているので
是非、お越しください!


で!そんな所にはいけない!
近いけど土日は用事が!
ていうか受験だっつーの!
というあなたには……結界師と名探偵コナンのアニメを見るのが
良いんじゃないかな?!

特に!
来週1月15日(月)放送の結界師と名探偵コナンを!
主にCMを中心に。自動CMカット機能とか絶対使わない形で!
かなり高画質な設定を使い、
地デジが入る人は地デジが良いんじゃないかな?

ええ。結界師も名探偵コナンも最高に面白いのでお楽しみにして
おいてください。


それでは来週からアニメの裏話というかこれまでの経緯を徐々に
お話していきたいと思ったところで今週の話ですが……。



−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−


なんだかありがとうばっか言っているのもアレなのですが
たくさんのご応募本当にありがとうございました。

まさか一万通を超えて投票がくると思っていなかったので
かなり集計作業は大変だった模様です。

なので今週は結果発表の番外編。
まったく時系列に関係ないという話は増刊に載ったやつも含めても
初めてではないでしょうか?

だからというわけではないですが
サービスカットやらもいつもより大目な感じです。

とりあえず今回はいつもと違いトップ10に入ったキャラを
一人づつ『あいうえお順』で紹介していきたいと思います。
順位に関しては本誌のほうで確認してみてくださいね。



ではまずあいうえお順のトップバッターは伊澄。


最近、咲夜と一緒にいることが多いですが性格が正反対なので
収まりが良いです。
なぜか伊澄は外国からも中国語で投票がありました……。
読めませんでしたが字面から熱意は伝わってきました。
本当は和服以外も色々着せたいのですが、なかなかその機会も
なくて……。
カタカナで書くと下の泉とほとんど字面が一緒な事に、
この週のカラーを描いているときのファイル名を見て初めて
気付きました。

「第110話 表紙カラー イズミ」
「第110話 表紙カラー イスミ」

まさか違いが濁点だけだったとは……。
得票数についての話も、僕も担当も全く気付いてなくて、
アニメのスタッフさんに結果のグラフを見てもらっていた時に
指摘され、初めて気が付きました。
ていうか本気でちょっと怖くなったのは内緒な。


次は泉。
いいんちょさんは即席な脇キャラに見えますが、
実は連載の遥か前、読切版のハヤテを編集部のプレゼンに
かける時、その段階で描いて提出したキャラ設定表にハヤテ、
ナギ、マリア、クラウスと並んで五番目に描かれていたキャラ
だったりします。
最近資料を整理していて、その時の設定表を見つけて思い出し
ました。
意外と付き合いが長いのだなぁと。

まぁ、そこに書かれていた一文も
『ハヤテのクラスメイトの一人。脇キャラA』でしたが……。
でもこれだけ人気があるなら、もっと活躍の場を増やさねばと
考えてしまいますね。


お次はサキさん。
最近あまり活躍の場がないのですが、もう少し色々描いてあげ
たいキャラです。
一応、大人ですし、ヤンサンかスピリッツに載っているような、
少し対象年齢高めの話とかもやりたいかなーと。
主に裸を多めに。


次は咲夜。
当初はどういうポジションがいいのか良く分からず、色々と迷っ
ていたのですが、最近は随分と使いやすいです。
特に伊澄との収まりがいいので伊澄と二人で妖怪退治に精を
出す13歳コンビとして陰で色々活躍中。
ワタルとの話もやりたいのですが、なかなかそっちは機会がなく
て……。
かなり気合を入れて描いた温泉の回と、八巻の表紙が物凄く
好評だったので嬉しかったです。


さて次はナギ
本編メインヒロイン。
連載開始当初はもう、ぶっちぎりで大人気。
来るファンレターの大半がナギについてのものでしたし
正直、一周年記念の時、人気投票をやろうかという話もあったの
ですが『ナギVSほか全部』でも勝てそうな感じだっので見送っ
たりしたのです。
連載当初は本当にこの子の人気に支えられ助かりました。
最近出番が減り気味ですが、そろそろ彼女についてのちょっとし
た話をしようかと思っています。
お楽しみに。


その次は西沢さん
そろそろヒナギクとの話をしなくてはなぁと思いつつ、
ホワイトデーも近いしなーと悩みは尽きない彼女ですが
この漫画において、かなり重要なポジションを任されているキャ
ラなので彼女の扱いは色々な仕込みも含めてかなり考えてしまい
ます。
絵面はとても描きやすいので描いてて楽しいです。


そしてハヤテ
本編主人公。
実は執事服より女装姿のほうが描きやすいのは内緒だ。
今回のカラーの立ちポーズはかなり自分の趣味満載ですが
結構良く描けたと思っているのですが、どうでしょう?


そんでヒナギク
以前、ポスター漫画の三話目でティンカー・ヒナとか言ってヒナ
ギクにフリフリの衣装を着せたことがありました。
で、今回も、一応そういうフリフリなコスプレをさせてみたので
すが、あんまりこういう格好が似合わない子だなぁと素で思った
りしました。
ハヤテとは真逆ですな。学ランとかの方が似合うかもしれません。
しかし、タイミングが良かったとはいえ、ここまで圧倒的とは予
想していませんでした。
ちょっとビックリ。これだけ人気があれば番外編で過去の話もや
れるかも……。
西沢さんとの話をそろそろ……。

さてさてマリア
連載開始当初、なぜかマリアがメインの話は人気が取れませんで
した。
ナギやハヤテに比べて全然ファンレターも来ないですし、子供か
らは意地悪っぽいとまで言われ本気で凹んだりもしました。
で、そういうことを二巻の巻末に描いたわけですが
そこから徐々に……本当にジワジワとナギやハヤテに追いついて
きた感じです。
マリアはこの漫画の中で物凄く重要なキャラなので今後とも応援
よろしくお願いします。


最後はワタル
トップ10の中で唯一の男性。
ハヤテも半分は女の子なので純粋な男の子はワタルだけ。
貴重な存在です。
作者的には一番描きやすい男の子なので何の苦労もないのです。
サキさんに伊澄にシスターと女の子関係の苦労は続きそうですが。



さて、そんなこんなで人気投票いかがだったでしょうか?
皆様の投票してくださったキャラは入っていたでしょうか?
人気投票の結果分析については11巻でやってみようかと思って
います。
それでは皆様、今後とも応援お願いします。
投票していただき、心からありがとうございました!

最後に久米田康治師匠、コメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。



それでは、また来週!!